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​タンスイベニマダラ
Hildenbrandia rivularis

淡水紅斑(タンスイベニマダラ) ベニマダラ目/ベニマダラ科/ベニマダラ属

平成15年に復活整備された「井之明神社」の湧水「井之明神水)。間もなく、水路に「赤い、錆止めの塗料」を滴らせたようなものが現れた。イタズラか何かとやり過ごしていましたが、四季折々、水場の掃除をするたび、気にはなっていましたが・・・。

歳月を経て、令和5年6月、「夏越大祓(なごしのおおはらえ)を控え、崇敬者有志による清掃後、明くる日にも出現!

いよいよもって、公的機関や水質検査会社などにあたり、神奈川県庁の担当部署にたどり着き、ありがたくも、研究者の先生をご紹介頂いた。「藻類分析研究センター長 福嶋 悟先生」によって、「タンスイベニマダラで間違いない」とのお墨付きを得た。

​良質な水質・水温・適度な木漏れ日が相まって生息出来るとのこと。他にも「まがりケイソウ、ふながたケイソウ」なども観察された。神奈川県内でも報告例は少なく、貴重な生息環境を守っていきたい。※顕微鏡画像提供「藻類分析研究センター長 福嶋 悟氏」

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